埼玉大学研究シーズ集2022-23
46/126

39キーワードデザイン パブリック 商品企画開発 イメージ戦略  プロダクトデザイン 環境芸術 ランドマーク シンボル 遊具 子ども<サイタマ酒販?さいたま市との産官学連携><EVカーボディデザイン>■?研究概要大学で学んだ専門分野は「デザイン」です。埼玉大学においてもグラフィックデザインからプロダクトデザイン、空間演出などデザイン全般を教えています。現在の研究テーマは「環境芸術」の制作です。英訳の「パブリック?アート」と聞けばイメージしていただけると思います。これまで国内外に数多くの作品を設置してきました。作品の実現には、?設置者の目的?場所の歴史や来歴 ?受容する人々の感覚 ?景観との関係性 ?作品の素材 ?造形性 ?コスト?制作技術さらには?時代感覚など、様々な不確定な要素を調整して作品化しなければなりません。その上で世代を越えた多くの人々に愛される普遍性を備えることが求められるのです。「デザインのまなざし」とは、DesignforAll(すべての人のためのデザイン)」という人を中心に考えるまなざしです。目に見える機能という科学的事象と、人間の曖昧な感覚や社会の不確定な要素を紡いでいく作業と言えます。産学連携においても様々な事象を紡いでいくことを楽しんでいきたいと思います。■?産業界へのアピールポイント●環境(SDGs)を踏まえた商品開発●若いクリエイティブ力を用いた新たな価値の提案●企業や地域の課題を分析し「創造的思考力」を活用したデザイン提案●デザインを媒介とすることで既存の枠組みを越境することが可能●商品開発に若い世代(大学生)の価値観の反映■?実用化例?応用事例?活用例●「さいたまくらし」 学生によるパッケージデザイン(サイタマ酒販、さいたま市)●「新しい“飾る”」を考える 商品開発?提案(県下の額縁メーカー)●作品制作―建装材の新しい使用方法の提案(建築材輸入商社)●作品制作―建築材料の新しい用途提案(大手建築素材メーカー)高須賀?昌志(タカスカ マサシ) 教授教育学部 芸術講座【最近の研究テーマ】●ジュート(麻)を素材とした建材開発(特許事案)●日本?中国?台湾におけるパブリックアートの立案?制作?設置●国産材の高耐久化(薬剤の乾式加圧注入)商品の意匠性の向上●メタクリル樹脂(人工大理石)の活用提案デザインのまなざしで?モノと社会を紡ぐ

元のページ  ../index.html#46

このブックを見る