埼玉大学研究シーズ集2022-23
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3キーワード景観工学、景観まちづくり地域固有の景観の価値?人々の景観認識景観分析ツール【視線解析?街路網の空間解析】■?研究概要街並み景観、都市近郊緑地や水辺の景観、夜間の光環境など人間が環境を見ることに関わる幅広い研究テーマに取り組んでいます。景観に関わる研究成果を通じて新しい都市整備のあり方について提言を行います。景観分析では公共空間での歩行者の行動分析、交通行動における視線解析、VRで再現した街並みを仮想歩行で評価するなどの研究手法を用いることが特色です。地域の景観づくりの実践では都市づくりNPOさいたまに所属し、埼玉県や各市町村、市民団体と連携して、それぞれの地域の景観まちづくり活動に参加しています。■?産業界へのアピールポイント●現在の主要な研究フィールドは埼玉県内が多いですが、それぞれの地域の景観上の課題に■?実用化例?応用事例?活用例●さいたま市見沼田んぼ地域の景観資源や斜面林の保全について、市民団体と協働による調●さいたま市南浦和駅周辺の街路網について、街路網のつながりと沿道空間の特性を踏まえ●バス会社と連携:バス運転手の安全確認行動と視線挙動の関係を分析し、安全運転の対策●斜面緑地の生態的特徴をほぼそのまま保全する環境保全型自然葬を検討。条件の異なる提ついて地域の個性を踏まえた調査、評価分析、景観まちづくりの提言を行っています。査分析と提言のとりまとめ(景観?未来へのビジョン)。たウォーカビリティの評価と歩行実験を検討。案に対しアンケートにより一般人の受容性と経済評価を実施。深堀?清隆(フカホリ キヨタカ) 准教授大学院理工学研究科 環境科学?社会基盤部門 環境計画領域【最近の研究テーマ】●NPOと連携した調査:障害者の意図的なつぶやきから考える駅空間の歩行環境評価●街路景観の特徴分析を踏まえたウォーカブル環境評価手法の構築●多方向視線に対応した夜間街路の光環境の面的評価手法の構築●ステレオカメラの深度画像、CGを用いた立体的な緑視の定量評価手法の開発景観研究を通じて地域を理解し、暮らしやすいまちづくりを考える。

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